フリーランス実践・案件獲得

フリーランスエンジニアの案件探し|初案件・月78万円を獲得した実体験で解説

結論:案件はエージェント2〜3社と案件サイトの併用から始めるのが最短ルート

フリーランスエンジニアの案件探しで一番現実的なのは、フリーランスエージェントに2〜3社登録しつつ、案件サイトで公開案件を見比べるやり方です。
いきなり直接営業から入ると単価相場が分からず、判断に迷って動けなくなりがちです。
僕自身も初案件はPE-BANK経由の月78万円から始め、その後もレバテックなど複数のエージェントを併用しながら案件をつないできました。

「フリーランスエンジニアになりたいけど、案件ってどうやって探すの?」「エージェントと直接営業、結局どっちが正解?」と悩んでいる方は多いはずです。

僕も独立する前は「営業力がないとフリーランスは無理」と思い込んでいました。でも実際に始めてみると、エージェントを使えば営業はほぼ不要で、専門外の領域でも案件が獲得できました。

ユウイチ
ユウイチ
組込みLinux・産業ネットワーク・車載・エアコン設計・IT講師まで、僕は幅広い案件をエージェント経由で経験してきました。最初の一歩さえ間違えなければ、案件は思っているより取れます。

この記事でわかること

・案件を探す前に整理しておくべき3つのこと
・エージェント・案件サイト・直接営業の使い分け
・初案件を獲得するまでの具体的な流れ(実体験ベース)
・案件が見つからないときに見直す段階別ポイント
・中長期で案件を切らさないための動き方

※筆者:ユウイチ(エンジニア歴20年→フリーランス→1人社長として法人化)。組込みLinux・産業ネットワーク・車載・エアコン設計・IT講師など幅広い領域でフリーランス案件を経験。現在は車載組込みPM案件(月104万円)で稼働中。実体験をもとに書いています。


案件を探す前に整理しておきたい3つのこと

案件探しは、いきなり応募を始める前の「準備の質」で結果が大きく変わります。

僕も独立直後、希望条件だけで案件を絞り込んで失敗しかけました。自分のスキルが市場でどう評価されるかを先に把握しておくと、応募先選びで迷わなくなります。


自分のスキルと市場ニーズのギャップを把握する

まず確認したいのは、自分の経験と市場で求められるスキルの差です。

「組込みLinuxができます」と言っても、案件によってはRTOS経験、特定SoCの開発経験、AUTOSAR対応、CAN/LINプロトコル経験まで求められます。同じ「経験あり」でも、案件側が想定しているレベル感はバラバラなんですね。

まずは案件サイトやエージェントの公開案件を10件ほど開いて、必須スキルと歓迎スキルをメモしてみましょう。応募できそうな領域と、追加学習が必要な領域がはっきりします。

ポイント

・必須スキルと歓迎スキルを分けて確認する
・経験を言語・フレームワーク・工程ごとに整理する
・必須を全部満たしていなくても「近い経験」で通る案件も多い
・経験が浅い分野でいきなり高単価を狙わない


希望単価・稼働日数・働き方の優先順位を決める

条件を整理するときは「希望」と「最低ライン」を分けるのがコツです。

最初から「月90万円以上・フルリモートのみ」のように絞ると、応募できる案件が極端に減ります。譲れない条件は2〜3個に絞り、残りは交渉余地として残しておくのが現実的です。

僕も最初の案件は「常駐ありでも単価優先」で受けて月78万円でスタートしました。1年後にリモート併用の案件(エアコン設計・月92万円)に切り替え、徐々に条件を上げていきました。

項目整理する内容
単価希望月単価/受けられる最低ライン
稼働日数週5固定か、週3〜4も検討するか
働き方常駐・リモート併用・フルリモートのどこまで許容
契約期間短期か、3カ月以上の継続を希望か
業務範囲実装中心か、設計・要件定義まで

初心者が避けたい案件の特徴を知っておく

初案件は「とにかく受注したい」気持ちが先行しがちです。ですが、条件を確認せずに参画すると後で苦しくなります。

特に避けたいのは以下のタイプの案件です。

ポイント

・業務範囲が曖昧で、どこまでやるか不明確
・実務経験に対して求められる責任範囲が広すぎる
・単価が相場より大幅に低いのに稼働時間は長い
・契約期間・更新条件・支払いサイトが不明瞭
・面談で開発体制を質問しても明確な回答が返ってこない

不明点は応募前や面談時にはっきり聞いて問題ありません。むしろ事前に確認できる人の方が、クライアント側からも信頼されます。


案件探しの3つのルートと使い分け

フリーランスエンジニアの案件獲得ルートは、大きく分けてエージェント・案件サイト・直接営業の3つです。

どれか1つに絞るより、それぞれの特性を活かして併用する方が選択肢が広がります。僕自身もPE-BANK・レバテック・Midworksを使い分けながら案件を回してきました。


① フリーランスエージェント(初心者の主力ルート)

エージェントは、案件紹介から単価交渉、契約調整、参画後フォローまでまるごと支援してくれるサービスです。

営業や交渉を自分でやらなくていいので、独立直後の人には一番ハードルが低いルートです。同じスキルでもエージェントによって紹介案件や単価帯が変わるので、最初から1社に絞らず2〜3社登録して比較するのがおすすめです。

実際、僕の場合も組込みLinuxという同じ専門で、PE-BANK経由のバーコードリーダー案件は月78万円(初案件)、レバテック経由で参画した案件は月85万円と、エージェントが違うだけで単価に7万円の差が出ました。

ユウイチ
ユウイチ
エージェントを使うと、面談前に「過去の面談で落ちた人の理由」まで教えてもらえることがあります。これは1人で営業していたら絶対に得られない情報で、本当に助かりました。

② 案件サイト・求人検索サービス(相場確認に強い)

案件サイトは、自分で条件を絞って公開案件を比較できるルートです。エージェントの提案だけでは見えない市場の傾向をつかむのに役立ちます。

使い方のコツは、いきなり応募するのではなく「まず10〜20件を見比べて傾向を掴む」こと。「このスキルがあると単価が上がる」「リモート可ならこの経験が必須」といったパターンが見えてきます。

応募する際は、募集要項を鵜呑みにせず、開発体制・担当範囲・稼働時間・契約更新の可能性を面談で確認しましょう。書面と実態がズレている案件は、残念ながら一定数あります。


③ 直接営業・人脈・コミュニティ(中長期の選択肢)

直接営業は、仲介マージンがない分、長期的には単価アップや継続案件につながりやすいルートです。

ただし、独立直後にここだけで戦うのは難易度が高めです。すぐ受注を取ろうとするより、まずは自分の存在と得意分野を知ってもらうところから始めるのが現実的です。

ポイント

・過去の同僚や知人に独立した旨を伝える
・技術系コミュニティや勉強会に顔を出す
・SNSやポートフォリオで得意領域を発信する
・「何でもできます」より「○○が得意です」と具体的に伝える

面白いのは、専門外の案件が紹介経由で来ることがある点です。僕の場合は組込みエンジニアなのに、ギークスジョブ経由でIT企業の新入社員研修講師案件(月100万円)を受注したことがあります。複数の引き出しを持っておくと選択肢が増えます

まずは案件を横断検索してみたい方へ

「複数のエージェントに1社ずつ登録して見比べるのは、正直ちょっと面倒…」
そんな方は、複数エージェントの案件をまとめて横断検索できるフリーランスボードから始めるのが近道です。僕が実際に使って感じたメリットを体験談にまとめました。

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初めての案件を獲得するまでの具体的な流れ

ここからは、僕自身が初案件を取ったときの流れをもとに、再現性のある手順を紹介します。

最初に目指すのは高単価ではありません。「応募→商談→契約→稼働」の一連の流れを一度経験すること。これが2件目以降の自信と判断力に直結します。


ステップ1:エージェント2〜3社に登録する

まずはエージェントを2〜3社、案件サイトを1〜2つ登録します。これだけで案件の選択肢は一気に広がります。

僕の場合は最初にPE-BANKに登録し、面談から2週間で初案件のバーコードリーダー開発(月78万円)が決まりました。組込みLinuxという比較的ニッチな領域でも、複数の案件提案をもらえたのは正直驚きました。


ステップ2:職務経歴書とプロフィールを整える

応募前の最重要ポイントが、職務経歴書とプロフィールです。

会社員時代と違い、フリーランス案件は限られた書面情報で「この人に任せられるか」を判断されます。プロジェクトごとに期間・役割・使用技術・担当工程・成果を具体的に書きましょう。

ポイント

・プロフィールには得意技術と対応領域を簡潔に
・職務経歴書には担当工程と成果を具体的に
・ポートフォリオはGitHub・技術記事・小規模個人開発でもOK
・未経験分野は学習中の内容や個人開発で補足する


ステップ3:商談・面談に臨む

商談は一方的に評価される場ではなく、案件とスキルがマッチするかを互いに確認する場です。事前に募集要項を読み込み、確認したい質問をメモしておきましょう。

NG行動として一番多いのが「何でもできます」と言い切ってしまうこと。経験が薄い分野を隠して参画すると、稼働後に必ず苦しくなります。できることとキャッチアップ前提のことを分けて伝える方が、結果的に通りやすいです。

ユウイチ
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面談で聞かれることはどのエージェントでも似ています。「これまでの経験」「強み」「マネジメント経験の有無」「希望の働き方」の4つ。マネジメント経験は単価アップの材料になるので、具体エピソードを準備しておくと有利です。

ステップ4:応募数の目安と動き方

初めての案件探しでは、まず10件前後を比較して、そのうち条件が近い3〜5件に応募またはエージェント経由で提案してもらうのが目安です。

1〜2件で反応がないだけで落ち込む必要はありません。スキルや条件が合っていても、タイミングや募集状況で見送りになることは普通にあります。応募数を増やしつつ、職務経歴書やプロフィールの見直しを並行で進めましょう。


案件が見つからないときの段階別チェックポイント

「応募しても決まらない」ときに必要なのは、闇雲に応募数を増やすことではなく、どの段階で止まっているかを見極めることです。

段階によって打つ手はまったく違います。


段階1:応募できる案件が少ない

そもそも応募候補が少ない場合は、希望条件が市場と合っていない可能性が高いです。

単価を5〜10万円下げる、リモート条件を緩める、稼働日数の幅を広げる、技術領域を1段隣接領域まで広げる。このうち2つを試すだけで候補数は大きく変わります。


段階2:応募しても返信が少ない

応募はできているのに返信率が低い場合、職務経歴書とプロフィールに原因があるケースが多いです。

担当工程・使用技術・成果が抽象的すぎないか、案件の必須スキルとの一致が読み取りにくくなっていないか確認しましょう。エージェントの担当者にレビューを依頼するのも有効です。


段階3:商談に進むが決まらない

商談まで進んで決まらないのは、技術力ではなく受け答えや経験の伝え方に課題がある可能性が高いです。

実際に「相手の話を遮って話す」「説明が長く何が言いたいか分からない」といったコミュニケーション面で見送られるケースは少なくありません。エージェント担当者に過去の見送り理由を聞いて、次の商談で意識的に修正していきましょう。


段階4:紹介案件そのものが少ない

登録エージェントからの紹介案件が少ない場合、希望条件の伝え方が曖昧なまま放置されている可能性があります。

「単価高め希望」だけでは担当者も動きづらいので、希望単価・稼働日数・リモート可否・避けたい業務範囲を再度具体的に伝え直しましょう。それでも増えない場合は、登録エージェント自体を1社追加するタイミングです。


中長期で案件を切らさないために

フリーランスとして数年続けていくと、「案件が終わってから次を探す」スタイルでは消耗していきます。

大事なのは稼働中から次の候補を常に持っておくこと。これだけで空白期間と精神的負担が劇的に減ります。


契約終了の1〜2カ月前から動き始める

契約終了が見えてから動き出すと、条件を比較する余裕がなくなり、焦って合わない案件を選びがちです。

目安は契約終了の1〜2カ月前。エージェントには稼働終了予定日と次の希望条件を共有しておきます。すぐ応募しない時期でも、案件情報をチェックする習慣をつけておくと、市場の動きが感覚的に分かるようになります。


高単価案件を狙うためのスキル選択

高単価案件を取りに行くなら、闇雲に新技術を学ぶより、案件募集で実際にセットで求められている技術を伸ばすのが効率的です。

例えばバックエンドなら「言語・フレームワーク+クラウド+設計」、組込みなら「Linux+特定SoC+通信プロトコル」のように、案件で一緒に出てくる組み合わせを意識すると応募時のアピール力が変わります。


消耗しないためのペース配分

案件探しは、応募しても返事がなかったり商談で見送られたり、メンタル的に消耗する場面が必ずあります。

平日は案件確認を30分だけ、週末に職務経歴書の修正や応募をまとめてやる、といった具合に作業を分けると続きやすいです。見送り理由が分かる場合は記録しておくと、改善材料として後で必ず役立ちます。


まとめ:迷ったらエージェント登録から動き出そう

フリーランスエンジニアの案件探しで一番もったいないのは、情報収集ばかりして動き出せない期間が長引くことです。

エージェントへの登録自体は無料ですし、登録したからといって必ず案件を受けないといけないわけでもありません。まずは2〜3社に登録して相場感を確認するだけでも、判断軸が一気に明確になります

僕自身、最初の一歩はPE-BANKへの登録でした。そこから初案件月78万円(バーコードリーダー)が決まり、その後エアコン設計の月92万円、レバテック経由の月85万円(組込みLinux)と案件をつなぎ、現在は車載組込みPM案件(月104万円)で稼働しています。

ユウイチ
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最初の一歩さえ踏み出せれば、案件は思っているより自然に回り始めます。完璧な準備を待つより、まず登録して相談してみる方が早いです。

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20年間ソフトウェアエンジニアとして働いた後、フリーランスを経て現在は1人社長として活動。 プログラミング講師やIT教育を中心に活動しながら、趣味でゲーム開発やシナリオ作成にも挑戦中。どちらも「創ることを通じて人を笑顔にしたい」という想いから始めた、大切なライフワーク。 「創造と教育で、人生に迷う人の“自由な一歩”を支援」を理念に発信中。

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